2012年9月7日金曜日

吉野川市のみどころ

本市は徳島県、吉野川流域のほぼ中央に位置し、徳島市へ車で約1時間の時間距離にあります。
本市の歴史は古く、大和、奈良、平安時代にかけて阿波の国の殖産開発に努めた忌部氏の発祥の地として知られており、2,000有余年にわたる歴史と伝統ある文化遺産に恵まれた町であります。



川島地区
川島城
吉野川沿いの中世の山城跡で、戦国時代に土地の豪族・川島兵衛之進が築城したと伝えられる。阿波九城の一つ。3月下旬~4月上旬の桜の時期がおすすめです。

所在地/吉野川市川島町城山 
営業時間/9:00~17:00
休業日/毎週月曜
料金/無料
山川地区
高越山
徳島県の中央部、吉野川の南岸に位置し、別名「阿波富士」の名前で呼ばれている、美しい山容の名山です。古くから地元では「オコーッツァン」と親しみを込めた愛称で呼ばれています。
信仰の山としても有名で、太古より山伏の修練の道場として1300年の昔、役行者小角が開基して本尊蔵王権現、脇仏千手観音が祀られています。自然の豊かな山で、阿波の土柱(国天然記念物)を含む付近一帯は、土柱高越県立自然公園となっています。

船窪つつじ公園
高越山(1,133m)から奥野々山(1,159m)にかけての船底型の窪地(約3ha)にあたることから古来より船窪と呼ばれ、この公園には樹齢300年以上に達するオンツツジを中心とした約1,200株ものつつじが大群生しています。
1株6畳の広さを覆うほどの大きさで高さが約6mに及ぶというところも船窪の特徴で、これに匹敵する群落は西日本のどこにも見当たらず、1985年には「船窪のオンツツジ群落」として、国の天然記念物に指定されました。毎年5月中旬になると一帯がピンクや赤い花で覆われ、満開となった様子は実に見事な眺めであり、全国各地から多くの観光客が訪れます。
美郷地区
美郷ほたる館
美郷は1970年に「ホタルおよびその生息地」として、国の天然記念物に指定されました。
美郷にすむホタルは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、オバボタル、オオマドボタルの5種類が確認されています。
美郷ほたる館には、ホタルのことはもちろん、「美郷の歴史」「文化」「暮らし」など見て楽しい展示物がたくさんあります。

所在地/徳島県吉野川市美郷字宗田82-1 MAP→
TEL/0883-43-2888
営業時間/午前9時~午後4時30分
(5月20日から6月20日までは午前9時~午後9時30分、無休です。)
入場料/高校生以上¥200 小学生以上¥100 団体割引あり
休館日/毎週火曜日(火曜日が祝日の場合、その翌日)、年末年始

高開(たかがい)の石積み
日本の山村を代表する伝統的な風景、文化的・歴史的遺産として「にほんの里100選」に選ばれたこの地区では、圧倒的な景観が味わえます。
見上げると山肌に横一面に引かれた石垣が、山頂まで段々に連なっており、まるで古代遺跡が空へ続く巨大な石の階段のようです。
4月には濃淡のピンクに白、紫がかった桃色などの鮮やかなシバザクラが見ごろを迎え、高開石積みシバザクラまつりが行われます。
また、高開石積みライトアップは、第9回ふるさとイベント大賞「文化交流部門」賞を受賞するなど全国的に知られており、毎年12月に行われます。